<< J・Jと蛙(植草勘一と青山二郎) ・・・・再録 | main | 日本の形 >>
2018.11.29 Thursday

初心者マーク

0

    排気量の大きな自動車に乗ると馬力に余裕があるからか、アクセルを踏み込んでからの

    加速する感覚が上半身に直接伝わって来る。加速にともないシートに食い込んで来る感じが

    ロケットに乗って”G”を感じる感覚に近いんじゃないかとステアリングを握る手に

    うっすら汗をかきながら思っている。

     

    その日は配達に親方の2600CCのマークツーバンを貸してもらった。名古屋まで座卓を配達して

    そのついでに実家に泊まって来たのだった。納品したおり代金をもらったので、いかにも仕事した

    といった気持ちがあって少し鼻が高くなっていた。実家から白川町の仕事場に帰るときは、

    朝4時起きし5時出発、8時の出社時間に間に合わせていたが、その日は親方から

    「ゆっくりしてこい」の一声をもらっていたので、7時前に実家を出た。

     

    白川町に入ったのは、9時中ごろだったか。お日様が山間に顔を出して小春日和を感じさせる。

    木陰には先週降った雪が残っていて白い斜面が樹の隙間から注ぐ光りで輝いている。気温は

    年の瀬らしく低めだった。太陽光が当たるところとそうでないところの温度差はかなりのものだろう。

    道路は雪が溶けてアスファルトが見えている。

     

    仕事場は国道から数キロ奥まったところにあり川の上流だ。町内に伸びる道路のほとんどは、

    川に沿って引かれているので、道路の一方は山の斜面で一方は川淵になる。曲がりくねった道路は、

    運転免許初心者マークをつけたばかりの4月から走って来たのでどこで大曲かどうか知り尽くしている。

    初心者マークはもう自動車から外してバケットの中にある。よせやい、カッコ悪いだろ。

     

    カーステレオに吉田拓郎のカセットテープをセットして大音量で鳴らしている。この自動車の

    ステレオシステムは俺のファミリアのそれよりいいものが搭載されている。(拓郎の楽曲には

    「ホンダシビック」を連呼した歌もあった)

     

    前方に走る大型貨物車を2車線の道路で抜き去った。さて、仕事場まではもうすぐだ。

    道は急に細くなり1車線の道路になり右に大きく曲がカーブに差し掛かる。谷底になっているので

    山が両側から張り出して川に迫っている。真上に太陽が来ない限りこの谷底には日中でも陽が注がない。

    カーブを曲がり切ったところの路面に残雪が残っていた。

     

    俺は思わずブレーキを深く踏んだ。

     

    雪の道路でブレーキを踏むことはご法度なのを、自動車学校で習ったような・・・・

     

    ---------------------------------------------

    Please click

     

    お問い合わせ・9notes@huni.enat.jp  または 080-2660-2284

    ギター工房9notes/勝田進

    ブログ「古いギターはいい音がするのさ。」

    ブログ「よごれた顔でこんにちは。」 

     

     

     

     

     

    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << December 2018 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM