<< 虻蜂取らず | main | 農業 >>
2016.09.01 Thursday

ミュージシャン三宅洋平と社会彫刻

0

    ミュージシャン三宅洋平と社会彫刻

     

    参議院選挙が終わったらオリンピック一色になって、選挙がもうとっくの昔の出来事のように思えてしまうなぁ。
    政(まつりごと)の後にスポーツの世界祭典があったのだから仕方ないか・・・と思う前に、
    まだ微か熱が残る参院選出馬した”ミュージシャン・三宅洋平”のについて考えてみたいです。

     

    三宅氏の最新の話題は、沖縄・高江で強引に進められようとしている米軍のヘリコプターランディングパッド建設現場へ

    安倍首相の奥様 昭恵さんを伴いやって来たことですが、

     

    私がそもそも三宅氏を知ったのは、2013年の参議院選挙に緑の党から比例区立候補した彼のコメントを

    ネット情報で得てからです。

     

    福島第一原発事故のことを踏まえて述べたコメントがこれ。

     

    「そして肝に銘じるんだよ。アメリカだって原発作ったやつだって事情があったんだよ。
    想いがあったんだね。
    もしかしたら騙されてたのかもしんないよね。
    誰だってそういう経験あるでしょ。
    凄く強い想いで言っていたけどあとで考えてたら違ったって事。
    それの度にギロチンにかけられてたらかなわないじゃん。
    人間ってのはみんなバージョンアップしてくんだよ」

     

    率直にフトコロが深い人だな と。福島第一原子力発電所はアメリカのゼネラル・エレクトリック社の設計・建設したものであることを知ったうえでの発言で、「人間の進化」に賭けている気持ちが現れていると感じました。バッシングするだけじゃ解決しないことを知っています。(被ばくの実態調査を公約に上げています)

     

    2013年の参院選挙では個人で18万票を得たけれど落選。(緑の党が当選枠を獲得するだけの得票を得られなかったのです)

     

    そして今回2016年参議院選挙では改憲勢力に対抗するため東京選挙区から無所属で出馬し、生活の党の山本太郎氏が応援演説する中”選挙フェス”と称する音楽を媒体とする参加型民主主義の実践を渋谷や新宿などで繰り広げ、各地で1万人以上の人を集めました。

     

    そこには女優の一色紗英さんや俳優の窪塚洋介さんや多くのミュージシャンも駆けつけています。しかしながら東京選挙区で8番目の得票率で落選となりました。

     

    NHKでの政権放送や街頭演説にはミュージシャン仲間が演奏し、ときに彼も歌いました。
    そうです。彼は音楽家です。

     

    1998年頃から2009年までは、『犬式 a.k.a. Dogggystyle』というレゲエ・ミュージックをやっていました。現在は『(仮)ALBATRUS』で活躍しています。(この略歴はネット情報からで、私自身は彼等の生の演奏を観たことはありません。YouTubeでアップされている演奏を観ています。)

     

    独特のリズムを持つ歌いぶりの源泉はボブ・マーレーであるでしょうが、ラッパーとしても鋭敏で、そのうえアジテーションのテクニックもありますね。またフォークを知るものは岡林信康に近いものを感じたのではないでしょうか。ただミュージシャンとしては東京ローカルであって、全国区にはなりえていないです。

     

    さて、彼のスローガンは「政治に参加し、政治をアート」です。
    このコピー、何かを私に連想させるなと考えていたら、思いつくアーティストがいました。1986年に亡くなったドイツのアーティスト『ヨーゼフ・ボイス』です。

     

    ヨーゼフ・ボイスはドイツではカリスマ的なアーティストでありました。美術界では彼の影響を受けたアーティストが多く存在します。彫刻やドローイング以外にフルクサス運動からインスタレーション・パフォーマンスと現代美術の世界に関わり、また指導的立場でした。

     

    ドイツの美術の祭典『ドクメンタ』で世界的に名を馳せ、日本には西武美術館の招きで来日しています。政治や環境問題に対して発言し、ドイツの『緑の党』の設立に関わりました。

     

    ボイスはこう語っています。
    「すべての人間は芸術家である」と。

     

    そして『社会彫刻』という概念を創出しました。
    『社会彫刻』を私がごく大雑把に解説すると「人間社会そのものを彫刻して芸術化する」になるか。

    その延長上に「政治活動も芸術だ」の解釈があり、ボイスは積極的に政治的な発言・活動をしました。

     

    ボイスのように芸術概念を拡大させていけば、「すべての活動は芸術」とも言い換えられます。

     

    そうなれば音楽家だけでなく、編集者の雑誌編集行為も芸術であると言えるし、ギターリペアマンの活動も芸術であると言えるし、掃除も洗濯も芸術であると言えるのです。その活動は新しい世界を創造し、自由を一層実現することにより社会に対して革命的な力となりうるのです。

     

    三宅氏ならば、「政治を音楽にする」と言った方が、ミュージシャンの発言としては解りやすいのではないか。
    音楽活動のうちに政治活動が 内在すれば、政治家と呼ばれないミュージシャンとして生きられる。ボイス流で表現すれば「社会音楽」となるか。

     

    三宅氏よ、「ミュージシャンは音で全てを表現するのが本道である」という論を突破し、政治活動さえも拡大された音楽表現と言い切って 国民を政治でグルーブさせて欲しい。

     

    そのためには有権者が三宅氏を当選させて、国会議事堂内のステージに上げなくっちゃ。

     

     

     

    -------------------------------------------------------

    please click

    ブログ「古いギターはいい音がするのさ。」

    ギター工房9notes HPへどうぞ homeで”ほぼ日”つぶやいています

    Guo Yulong ダブルトップ・クラシギターの受注販売受付中

    SINOMAN シノマン のクラシックギター受注販売

    「栃の耳付き材のテレキャス」販売


    にほんブログ村 FC2 Blog Ranking 
     

     

    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << July 2019 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM