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2013.08.22 Thursday

ヨーゼフ・ボイスとルドルフ・シュタイナーと緑の党

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    ヨーゼフ・ボイスとルドルフ・シュタイナーと緑の党 19:16
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     先回、ヨーゼフ・ボイスと「緑の党」について記したので、もう少し関連して書いて見ます。


    ヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys)は1921年生まれ1986年に亡くなっていますが、フルクサス運動からインスタレーション・パフーマンスまで幅広く現代美術の世界に関わり、また指導的立場でした。




    ドイツの美術の祭典「ドクメンタ」で世界的に名を馳せ、日本には西武美術館の招きで来日しています。


    美術表現と社会的活動の接点を模索していた私は、ボイス来日後、現代美術界で話題になっていた彼の思想に惹かれるようになったのです。1985年頃だったと思います。


    彼の「社会彫刻」という概念は、「社会を芸術化する」という
    とんでもないものでしたが、彼について調べてみるにつれてその核心が解って来ました。


    一番大きなものは、彼に影響を与えた神秘主義思想家「ルドルフ・シュタイナー」の存在です。




    日本では、シュタイナー教育で認知度が高くなってきたシュタイナーの思想ですが、本国ドイツでは、ゲーテ研究者から出発しているようです。


    第一次世界大戦中の荒れたヨーロッパで「人智学」を掲げて活動したシュタイナーは、オカルト的な部分をもあわせ持つ教育者とも宗教者とも哲学者とも呼べる人物でした。


    私もボイスに習ってシュタイナーを調べてみました。


    その中で、私が興味を持ったのが「社会有機体三層化運動」という概念です。簡単に記すと「経済の友愛」「法の下の平等」「精神の自由」を実現する社会を目指す運動です。


    実際には、この中に神秘主義的な思想も入り込むので理解が難しいので私はついていけてないのですが、理想としては最高だと感じています。


    ボイスもその影響を大いに受け、彼の美術表現の独特な解釈に盛り込まれました。


    ところで、シュタイナー思想に影響を受けた作家として「モモ」「はてしない物語」の著者「ミヒャエル・エンデ」がいます。彼のシュタイナーの解釈の方が解りやすいため、私は彼からも学びました。





    さて、ボイスは政治的・環境団体「緑の党」設立にも尽力しましたが、ここにはシュタイナー思想が根底にあることを感じます。経済の友愛を実現するには、実際の政治活動が不可避です。


    日本でも緑の党のようなもの「グリーン・アクティブ」の設立が宗教学者「中沢新一」氏によって2月に行なわれましたが、こういう活動の背景に土着的な思想を不可欠だと私は感じています。


    シュタイナーの場合、ドイツの「黒い森」が源泉でしょう。


    「原発問題を考えるは、アートについて考えることと同じ。」と中沢氏は発言しています。もし、ボイス的アプローチを取るならば、
    目に見えない恐怖「放射性物質」について行動する指針として、日本にも「シュタイナーのようなもの」の必要性を感じる私です。


    「宮沢賢治」にはその荷が少し重いように感じますが、自然の摂理・生命の道にそった思想が日本にもあるかと思います。

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    ギター工房9notesホームページへどうぞ
     

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