2018.04.21 Saturday

『恩』

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    この言葉とはもっとも遠い人間だと思っていました。

    『恩』を「恩着せがましく」感じて生きるなんて、「まっぴらごめんさ」と。

     

    ところが歳を重ねると、自分が受けた『恩』ではなく

    親や先祖が受けた『恩』の影響下に、自分もあるのだと思えて来たのです。

     

    そう感じると、自分が受けた『恩』も非常に有り難いものになって来ます。

     

    あの人が私に目を掛けてくれたから今の自分がある。

    あのとき、私を大人扱いしてくれたから今の自分がある。

    あの人を紹介してくれたから、今の私がある。

    結果、あの出会いが私の一生を左右した。

     

    『恩』とは『無償の愛』と同じではないけれど『なさけ』以上のものを感じます。

     

    『恩』はあえて返す必要もないものでしょう。

    ただそれに素直に感謝して、いつの間にかそれを超えて

    『善行』溢れる人におのれが成長できれば

    「恩に報いた」ことになるだろう、と思うのです。

     

     

     

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    2018.04.12 Thursday

    ガーデン

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      庭の端でスイセンが大地にナイフを差したように葉を広げ、花ラッパを吹き鳴らしています。

      三寒四温の春です。

       

      *

       

      京都の大原に住む英国貴族の末裔でハーブ研究家”ベニシア・スタンリー・スミス”さんの

      自宅でのガーデニングが紹介されました。

      Eテレで放映されている「猫のしっぽ・カエルの手」という番組でです。

      ここではベニシアさんの日常をエッセイのようにして収録しています。

       

      庭いじり、英語だとガーデニングですね。この方がしっくり来ます。

      季節、季節の草花が庭を彩るように計画を立てて庭を愉しみながら造っていきます。

      種を蒔き、苗を移植し、水やり、除草、施肥し、レンガやタイルを使って花壇や道も作ったりします。

      やはり花が主役でしょうね。ときにはハーブ作りも楽しいでしょうね。

       

      ガーデニングというともう一人連想するのは、米国の絵本作家の”ターシャ・テューダー”さん。

      日本には彼女のファンが多いですね。

      ターシャさんもガーデニングに精を出していました。「種を買うため絵本を売っている」なんて

      ジョークも言ってましたっけ?

      晩年まで広大なお庭にしゃがみこんで花の手入れをしていました。

       

      たまたまお2人ともお歳を召していて独特の雰囲気を醸しだしているので、

      『ガーデニングと魔法使いのおばあさま』なんてこのブログにサブタイトルをつけたくなってしまいます。

       

      児童文学者バーネットの『秘密も花園』もおばあさまの庭園が舞台でしたよね?

      庭の生命力が子供を癒して成長させてくれました。

       

      *

       

      大好きなおばさまも「庭が私のいのち」と言っていました。現在は病院にいます。

      ひまわりのようなおばさまに、もう一度土にふれさせてあげたいです。

      「春ですよ。目を覚まして」

       

       

       

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      2018.04.06 Friday

      ルイス・バラガンとマーク・ロスコ

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        メキシコを旅していた頃、友人の彫刻家と建築家”ルイスバラカン”作の

        ランドマーク「サテライトタワー」を観に行ったことがある。

        あいにく夜だったので、その色彩を確認できなかったが、

        眩しいほどの色彩を生かすバラガンの作品が好きだ。

         

        メキシコに行って合点がいった。

        メキシコで降り注ぐ太陽の光線は、原色を立体的に浮かびあがらせる。

        バラガンだけでなく街のいたるところで赤・黄・オレンジ・緑の原色で

        塗りたくった壁があった。

         

        それを洗練させたのがバラガンの作風なのだ。

         

         

        ところで壁といえば、”マーク・ロスコ”の絵画に『壁性』を感じる。

        ロスコはジャクソン・ポロックと同じく抽象表現主義の画家で、

        それ以前の絵画よりキャンバス(画面)を巨大化していった。

         

        それは、まさに壁だね。

         

         

        ジャクソン・ポロックはメキシコの壁画運動に影響を受けているので

        そうなるはずだ。

         

        メキシコにおいて『壁』は民衆の集う広場に面してあり、

        その民衆を教化するために芸術作品を使った。

        メキシコの壁画運動はそのまま革命運動であったのだ。

         

         

        先のメキシコの旅の目的は、壁画運動主導者”シケイロス”を観に行くためだったが

        色彩との出会いの旅にもなった。

         

        今も強い色彩が好き。

         

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        2018.03.30 Friday

        王宮

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          メーカーで勤務していた頃、新製品を提案して社長に呼ばれたことがある。

           

          現場は仕事が詰まっていて1分も無駄にできない状況が続いていたが、

          抜け出て会議室に入った。

          現場の喧騒はそこにはなく、陽光が降り注ぐ円卓で新製品のプランを披露した。

          突っ込みも何もなく、緩やかで談笑する時間が過ぎた。

           

          プレゼンが終わったのでホールから自動ドアを通り現場に戻る。

          再び、そこには現実があった。慌しく機械が唸り声をあげ、係長が廊下を疾走していた。

           

           

          過去に世界には『四大文明』とも呼ばれる超大国が存在した。

          多くは王家がそれを治め、そこに富と権力が集中していた。

          一般大衆の多くは農民であり『民』と呼ばれ、『王』が『国土』と『民』を独占し所有した。

           

          『王』の下に『神官』『官僚』や『武人』が使え、『王』の親族が『貴族』となった。

          彼等が『王宮』を形成し、そこで”政治”や”神事”を執り行った。

          『王』と『民』とは、かけ離れた存在で『民の命』も軽く扱われたであろう。

           

          富と権力が集中すると人は神にでもなれる。

           

           

          時は現代。

          政治家は自分の都合のいいように”憲法”でも”法律”でも書き換えて、権力の維持を図る。

          北朝鮮でもロシアでも中国でも中東でもアフリカ大陸でも南北アメリカ大陸でも

          そして日本でも。

           

          共産主義でも民主主義でも権力者は同じことを考える。”思想”なんて関係ない。

          人権とか主権在民とか、中世よりは進歩したことはあるとは思う。

          しかし、男性原理は依然根強いし、主権が民にあることを権力者は教えようとしない。

           

          資本家も同じことを考える。富と権力を掌握するためにはだれでも蹴落とす。

          権力闘争は政界と大企業だけにある訳でなく中小企業にもある。

           

           

          政治家も資本家も軍人も『王宮』に暮らせば、その外の世界で火事が起きていても

          火の粉が『王宮』に舞い降りてこない限り、平穏無事な日常を1ミリもずらさないだろう。

          ゆっくり風呂に浸かり、テーブルの上の盛りだくさんの料理を食し酒を浴びる。

           

          外の世界で デモが繰り返されても テロを起きても ストが起きようとも

          餓死者が出ても 戦争が起っても『王宮』に入れば安全だと考えている。

          いよいよそこが危険になれば、トンネルでもヘリコプターでもタイムマシンでも使って

          逃げ切るつもりでいる。

           

           

          「 高き屋に登りて見れば煙立つ民のかまどはにぎはひにけり」・新古今集

           

          『帝王学』ってあるのだと思う。

          『王宮』の中枢にある者は、それを学ぶはずだ。

          『民』が生きてこそ『王が王』である絶対条件である。

           

           

           

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          2018.03.22 Thursday

          (苦海)浄土

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            作家・詩人の石牟礼道子さんの訃報を聞いてから幾日が立ったが、

            彼女の死後に多くの作家がその死を悼んでいる事実に

            改めて石牟礼さんの偉大さを思い知った。

             

            まともに読んだこともないし、遅すぎるね・・・・

             

            代表作「苦海浄土」は「チッソ」が引き起こした「水俣病」を描いているが、

            私には、その重いテーマについて行けなくて次第に離れてしまった。

             

             

            石牟礼さんを慕う作家が多いということは、音楽家でいう「ミュージシャンズ・ミュージシャン」の

            小説家バージョンで、同業に評価される作家であることが解る。

            池澤 夏樹・伊藤 比呂美・高橋 源一郎などなど実力者の名があがる。

             

            私のような者がその著作を理解できなくても、同業者に高く評価される作家が

            どれくらいのレベルの人物・作品かは容易に理解することができる。

             

            私がその域に近づく努力をすべきなのだ。

             

             

            水俣湾の美しくもあり苦しめもする「海」に一生を捧げる人々。

            水俣の海は、「浄土」であるという。

             

            解ったふりはできるけど、まだまだ理解が足らない・・・

             

             

             

             

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            2018.03.17 Saturday

            春は南から

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              若夫婦が「南」に引越すと言う。

              それを聞いて思い出した。自分たち夫婦も南下計画を持っていたな。

               

              なぜだが南には開放的な雰囲気があって、それに憧れてそう思ったのか・・・

              今となっては理由は不明だが、岐阜を振り出しに三重~奈良そして九州ついには沖縄。

              メキシコまで行きたかった。

               

               

              20代終わりに沖縄で暮らそうと思って、沖縄を旅したことがあった。

              そこで感じたのは、私は海辺より山岳地方の方が相性がいいな、ってこと。

               

              だから岐阜から出発したのだが、そこで根が生えてしまった。

              でも正解。「住めば都」だよね。

               

               

              それに引き換え「北」という言葉は、最近イメージが悪くなってかわいそう。

              「北朝鮮」を「北が・・」とか言うからそれが定着してしまって損してる。

               

              ちょっと前は倉本聰脚本「北の国から」で北海道富良野は、ばつぐんの人気だったよね。

              最近では外国人観光客が、登別、洞爺湖やニセコのスキー場に訪れるよう。

               

              北陸だって暖かい人情を感じるところ として行ってみたい。

               

               

              私は寒がりだからね。

              冬を我慢していると自然と暖かい地を欲してしまう。

               

              そう、もうそこまで春が来ている。

              春は南から。

               

               

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              2018.03.10 Saturday

              太陽光パネル

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                以前は気持ちよくドライブできた山間地の農道沿いに『太陽光パネル』が一面に張られた。

                おぞましい姿だ。

                 

                森を切り開き”裸”になった山肌に『太陽光パネル』を並べ建てている。

                (森だけでない。田んぼだったところ畑だったところに『太陽光パネル』を並べている)

                 

                山には複数の持ち主がいて、その持ち主が何をやっても自由だという。

                材木を切り出すために山を皆伐(かいばつ)しても、だれも文句が言えない。

                多くはその後、植林するのだが『太陽光パネル』を設置するなら植林することはない。

                 

                住居に隣接する森を皆伐し『太陽光パネル』を設置されても文句も言えない。

                (住居の周りには寒々とする空間が広がっている)

                しかし、これでいいのか?

                 

                太陽光発電そのものは、「補助金」「売電」「転売」が目的化しており

                「原子力発電」の代替構想からそれが広がっている訳ではない。

                 

                原発事故から「自然エネルギーへの転換」意識が芽生えたことはいいのだが、

                自然を破壊して「自然エネルギーへの転換」はないだろう。

                 

                おまけに『太陽光パネル』の寿命は短く、いづれ大量の産業廃棄物が出る。

                ゴミになるのだ。(カドニウムが含まれているとも言われている)

                 

                 

                地球は奇跡の星だ。

                太陽との距離が絶妙なので暑過ぎず寒すぎず、そのため多くの水(海)を貯えることができ、

                プラズマや宇宙線からもちょうどよく守れらている。

                であるから生命が誕生したのだろう。

                 

                この”絶妙”は人智を超えている。

                 

                荒野を人は不毛の地と見る。本当にそうか。

                そこには多種の植物が生い茂り空気を浄化し、植物の下では様々な小動物が生まれ

                おのおの生命活動をしている。

                それは大地を豊かにする活動で、連動して他の生き物を生かしている。

                 

                荒野には太陽の光りが必要だが、『太陽パネル』はそれを人間が横取りをすることになる。

                そうなれば大地は冷えて多くの生命が衰退するだろう。

                 

                風は大気の循環運動だ。人体で血液が循環しなくては生命活動がままならないように

                地球には風が必要なのだ。それを『風力発電』のためと称して奪っていまっていいのか。

                 

                『地熱』しかり『潮流』しかり・・・

                 

                地球の生命活動に人間が手を加えることは許されない。

                 

                だとしても、人間にはなんらかのエネルギーが必要であることは避けられない。

                『火力発電』や『水力発電(ダム)』は限界が見え初めているし、

                ましてや『原子力発電』では、マイナス要因が多すぎ、放射能は直接に生命を殺しかねない。

                 

                どうしたらよかろうか・・・

                 

                 

                人間がなんらかの”縁”でこの星に誕生したからには、この星に生きることが許されているのだ

                と私は思う。そう考えるとこの星のエネルギーを使うことも許されていることになる。

                 

                となれば、その使い方が問われているのではないか?

                むさぼることなく感謝して使えば、この星のエネルギーは尽きることがないのでは?

                 

                我々人間は、他の生命を戴いて生きている。

                植物の生命を動物の生命を「お米・野菜・肉」として食べて、その生命を糧として

                自らの生命を生かしている。

                 

                この法則は全ての生命に通ずる。

                 

                殺して食べるので「いただきます」と言う。

                そして私もいつか他の生命に食べらるのが自然だろう。

                循環するのだ。

                 

                 

                過不足なくエネルギーを使うようにすれば、そのエネルギーは形を変え

                地球生命圏で永遠に巡るのではないか?

                 

                「過不足」なく生きるあり方が問われているのだと、思う。

                 

                 

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                2018.03.02 Friday

                卒業

                0

                  女の子はウンチしないと思っていました。

                   

                  小学生の頃はそうじゃないかと思っていたのです。

                  だって、あのかわいい顔でウンチするなんて絶対ないでしょ。

                  ウンチは臭うからダメですよ。絶対似合わない。

                   

                  学校の成績・評価は、授業態度で決めると思っていました。

                   

                  まじめに授業でノートを取って、たまには手を上げて答えてうるさくしない。

                  そうすればいいちゃんと評価してくれると信じて疑いませんでした。

                  テストで成績をつけるなんてそんなことないでしょ?

                   

                  一度だけ漢字の予習を自宅でやったら、テストで満点とっちゃって

                  ビックリして、それきり止めました。

                  自習なんてしたらフェアじゃない、と思っていました。

                   

                   

                  3学期も終わりを迎えるこの時期。卒業シーズンです。

                  入学試験もこの時期でなんだか落ち着きませんよね。

                   

                  最終学年の最終学期だから開放感が底辺にあって、その上に試験のプレッシャーがあるから

                  気持ちのバランスが悪いんです。

                   

                  あの子にも会えなくなるかも知れないし・・・

                  寂しさを顔で出すことは許されないのです。

                  最後まで普通の態度で通さなくちゃ。

                   

                   

                   

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                  2018.02.24 Saturday

                  デパート

                  0

                    小学3年か4年の頃かなぁ。

                    1年に一度か二度は母親に連れられてデパートに行った。

                     

                    子供用の何かを買うためにわざわざ子供を連れて行ったのか

                    留守番させる訳にいかず連れて行ったのかは不明。

                     

                    子供にとって買い物のお供は苦痛で以外なのものでもなかったので

                    いい思い出はないが、帰るとデパチカで買い求めたお惣菜が食卓に出て、

                    珍しいそれはおいしかった。

                     

                    そんな家庭はたぶんどこでも普通だったね。昭和の一ページ。

                     

                    名古屋の老舗は『松坂屋』で栄から少し離れた矢場町にあった。

                    栄には当時『オリエンタル中村』がまだあり、その向かえに『丸栄』があった。

                     

                    その『丸栄』も店じまいするという。寂しい気がする。

                    いや、気じゃない、寂しい。買い物したことはほとんどなかったよ、ごめんね。

                     

                    『名古屋高島屋』は好調だそうだが、小売店そのものはネット販売に押されて

                    これからも苦戦が続くだろう・・・

                     

                     

                    1980年代、堤清二はデパートを核とした『セゾン文化』なるものを仕立て、

                    糸井重里や田中一光・石岡瑛子などのアーティストがそれを盛り上げた。

                     

                    デパートを核にした文化と経営戦略が目論める時代だったんだね。

                     

                    再び、デパートに人々が集う日が来るんだろうか?

                    解らないですよ。レコードが脚光を浴びる昨今ですから。

                     

                    結論:おもちゃ箱をひっくり返したようなもの、それがデパート!

                     

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                    2018.02.19 Monday

                    お知らせ

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                      ホームページを新しくしています。

                       

                      まだ、試運転中で安定していませんが、

                       

                      HPのトップページ・アドレスが http://9notes.org

                      になります。

                       

                      以前は、http://9notes.org/index.html ですので

                      このまま登録されていると Error エラーが出ます。

                       

                      ご注意ください。

                       

                      どうぞ書き換え・貼り付け直しをお願い致します。

                       

                       

                      9notes/勝田

                       

                       

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