2018.12.12 Wednesday

百味箪笥

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    黒澤明監督の映画『赤ひげ』をパロディー化したサントリーの胡麻麦茶のCM。

    その中で使われているセットは、百味箪笥に囲まれた治療室でした。

     

    赤ひげ先生の時代設定は江戸時代後半だと思いますが、その時代の医療は「漢方」でありました。

    約2000年前に中国大陸で起った「漢王朝」時代に完成し、日本には奈良時代に僧によってもたらされます。

     

    同じく朝鮮半島にも「漢方」は伝わっています。ドラマ『チャングム』の中でも漢方薬が使われていましたね。

    その時代の朝鮮半島は「李氏朝鮮」で「李王朝」が国を納めていました。

     

    朝鮮半島の冬が厳しいゆえか、その時代に発達した脚付き家具があります。

    (オンドルが床を通っているので、家具は床付けでなく浮かす構造で脚がつくようになったといわれる)

    「李朝家具」と呼ばれ現代の洋風式の暮らしにもマッチするので人気がある家具で、デザインも洗練されています。

     

    その「李朝家具」に漢方生薬を入れた「薬箪笥」があります。

    抽斗がたくさんついているので「百味箪笥」とも呼ばれています。

    抽斗の大きさは上の段ほど小さく、下の段ほど大きく作られていて、大きな抽斗にはよく使う生薬が入っていました。

     

    「甘草(かんぞう)」は大きい抽斗に入っています。多くの処方に組み合わせてあるので使用量が多いのでしょう。

    「葛根(かっこん)」も大きな抽斗でした。(扉に漢字で生薬名が書かれているので中身が分るようになっている)

     

    でも、なぜ「葛根(かっこん)」の使用量が多いのだろう?

     

    「風邪の引きはじめに葛根湯」と宣伝文句で多くの人が知っている処方ですが、

    これは比較的丈夫な人(実証という)が使う風邪薬で、弱っている人冷えてる人(虚証という)が使う風邪薬では

    ありません。そう考えると江戸時代は比較的頑丈な身体の人間が多かったことになります。

     

    庶民が冬に暖を取る用具は「手あぶり」ぐらいしかなかったと聞きますから、当時に人々は寒さに相当強かった

    のでは?と想像します。肌も分厚かったのでしょうか?

     

    そんな人が流感に掛かると「寒さがひどく、汗もかかず、脈もコツコツと浮いて、うなじや腰が凝った」状態に

    なってはじめて、赤ひげ先生が「葛根湯」を処方してくれたんじゃないですか。

     

    間違っても風邪だからとだれにでも「葛根湯」を出していたなんてことはありません。

    その人その人にあった処方を証立て(病のあるところを見極め立てた答え)できるのが名医ですから。

    落語にある「葛根医」は、だれにでも「葛根湯」を出していたから藪医者の代名詞になったんです。

     

     

     

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    2018.12.08 Saturday

    古着

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      古着屋を覗くようになった。

      あまりにもたくさんの服があるので、一体どれを選らんでらいいのか解らなくなるくらいだが、

      持ち時間が切羽詰っていなかったら、何度もチェックできるのでだんだん自分の好みがはっきりしてくる。

      よってよってお気に入りのシャツを選ぶ。

      こうやって見ていると、ブランド品がなぜいいのか解ってくる。

      古着なので洗濯を繰り返しているはずなので、品質の差が出るのだ。

      安物は繊維が毛羽立っているし、色落もしている。

      その点ブランド品は形がしっかりしているね。

      また、デザイン力の差もおおきい。

      なんてないデザイン・色の組み合わせでもブランド品は垢抜けている。

      これなら飽きずに着続けていけるだろう。

      と、ブランド品を持ち上げているのだが、自分はブランド品をめったに買わない。

      安物とブランド品の中間品の中で好みに合うものを探して買っている。

      そこが古着買いの真骨頂だと思っているからだ。

      貧乏性ともいうが。

       

       

       

       

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      2018.12.04 Tuesday

      日本の形

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        人気番組『下町ロケット・ヤタガラス編』で描かれているテーマは「日本の農業の将来」に

        なっています。私は、農家の高齢化対策として農業トラクターを自動運転させることが

        日本の農業を救うことにはならないよ、と思いながらも番組は愉しみながら観ています。(お話は面白い)

         

        日本人の心は『お米』である、とは思っていますので、ここは作者の池井戸さんと考えが近い知れません。

        (番組からそんなメッセージを感じたもので)

         

         

        明治政府 が「士農工商 」を廃止するまで(その後も)日本の人口の85パーセントは百姓だったといいます。

        つまり、ほとんどの人が百姓だった訳で、『お米』が貨幣の代わりになるくらい重要な生産物でした。

         

        現在でもお米の自給率は90パーセント以上ありますが、日本人のお米離れが進んでいますので

        主食がお米から小麦やトウモロコシに代わっても困らないという人は、案外多いと思われます。

         

        それでは、「日本人の心は『お米』である」なんて思わなくなりますよね。

         

         

        日本人の『腸』が欧米人より長いのは、肉食よりも植物を多く摂取してきた結果ですが、

        縄文時代より野菜や米を栽培して来たのでそんな身体が形作られたのでしょう。

        その長い歴史がここに来て崩壊しようとしています。

         

        地方に住んでいるとよく解りますが、日本の農業は70歳以上の人間が支えている現実です。

        番組が訴えるのと同じ、「高齢化」でもう続けられないリミットがそこまで来ているのが

        解ります。

         

        つまり、「日本人の心は『お米』である」と感じる人が消滅しようとしているのです。

        日本人の85パーセント以上が『農』に関心がなくなる時代が到来します。

         

        これから日本人の『心』がどう変質して行くのか想像もつきませんね。

        おいしいお米が人々の心を動かすことができるでしょうか?

        お腹が空いてからでは心も身体が動かなくなりますよ。

         

         

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        2018.11.29 Thursday

        初心者マーク

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          排気量の大きな自動車に乗ると馬力に余裕があるからか、アクセルを踏み込んでからの

          加速する感覚が上半身に直接伝わって来る。加速にともないシートに食い込んで来る感じが

          ロケットに乗って”G”を感じる感覚に近いんじゃないかとステアリングを握る手に

          うっすら汗をかきながら思っている。

           

          その日は配達に親方の2600CCのマークツーバンを貸してもらった。名古屋まで座卓を配達して

          そのついでに実家に泊まって来たのだった。納品したおり代金をもらったので、いかにも仕事した

          といった気持ちがあって少し鼻が高くなっていた。実家から白川町の仕事場に帰るときは、

          朝4時起きし5時出発、8時の出社時間に間に合わせていたが、その日は親方から

          「ゆっくりしてこい」の一声をもらっていたので、7時前に実家を出た。

           

          白川町に入ったのは、9時中ごろだったか。お日様が山間に顔を出して小春日和を感じさせる。

          木陰には先週降った雪が残っていて白い斜面が樹の隙間から注ぐ光りで輝いている。気温は

          年の瀬らしく低めだった。太陽光が当たるところとそうでないところの温度差はかなりのものだろう。

          道路は雪が溶けてアスファルトが見えている。

           

          仕事場は国道から数キロ奥まったところにあり川の上流だ。町内に伸びる道路のほとんどは、

          川に沿って引かれているので、道路の一方は山の斜面で一方は川淵になる。曲がりくねった道路は、

          運転免許初心者マークをつけたばかりの4月から走って来たのでどこで大曲かどうか知り尽くしている。

          初心者マークはもう自動車から外してバケットの中にある。よせやい、カッコ悪いだろ。

           

          カーステレオに吉田拓郎のカセットテープをセットして大音量で鳴らしている。この自動車の

          ステレオシステムは俺のファミリアのそれよりいいものが搭載されている。(拓郎の楽曲には

          「ホンダシビック」を連呼した歌もあった)

           

          前方に走る大型貨物車を2車線の道路で抜き去った。さて、仕事場まではもうすぐだ。

          道は急に細くなり1車線の道路になり右に大きく曲がカーブに差し掛かる。谷底になっているので

          山が両側から張り出して川に迫っている。真上に太陽が来ない限りこの谷底には日中でも陽が注がない。

          カーブを曲がり切ったところの路面に残雪が残っていた。

           

          俺は思わずブレーキを深く踏んだ。

           

          雪の道路でブレーキを踏むことはご法度なのを、自動車学校で習ったような・・・・

           

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          2018.11.24 Saturday

          J・Jと蛙(植草勘一と青山二郎) ・・・・再録

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            本編は2013.06.02 Sunday搭載分を再録しました。

             

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              J・Jと蛙(植草甚一と青山二郎)

             

              


            J・Jこと植草甚一と「人がみたら蛙になれ」の青山二郎は似てないかなぁ、と勝手に想像しました。どちらもその生き方は独創的で他に類を見ず、多くの方に影響を与えた点で、です。


            植草甚一氏は、私のちょっと上の世代には絶大な人気を博した編集者でジャズ・映画評家。雑誌ワンダーランドや宝島の編集で、サブカルチャーを認知させた功績は大です。雑学が雑学を越えたのですから。


            青山二郎氏は、骨董収集の目利きで有名でした。また装丁家の一面もあり、しっかりとした美意識の持ち主で、白洲正子の先生でしたね。


            どちらもお金持ちの子息で、生活に困ることない身分でしたが、生き様は「高等遊民」との総称がぴったりでした。深い知識と鋭い分析力を持って、今までにない道を切り拓いたパイオニアです。


            植草甚一が明治41年生まれ、青山二郎は明治34年生まれとありますが、7歳しか違っていないのか。明治生まれのモダンボーイ。大正・昭和初期・戦中・戦後を自分を変えずに行き抜いたと想像できます。


            それは簡単でないよなぁ。自由に生きるなんて簡単にできる時代でなかったろうに。そこを先達として貫いたから感度敏感な後世の「トッポイ人々」に影響を与え続けるのでしょう。


            かっこいい老人とくくってみたらいけませんが、写真は渋い感じが出てます。若い頃は「老人」でなかったのですから、晩年に評価が高まった訳ではありません。若い頃から、皆から一目置かれる存在でした。


            青山二郎は、柳宗悦の「民藝」運動に当初から関わり理論や鑑識眼を効かせておりましたし、自宅には、小林秀雄や三好達治ら文化人が集い「青山学院」と呼ばれていたりして、大正・昭和の文化史の裏舞台で大きな影響を与えた人物であることは間違いありません。


            私が青山二郎を知ったの白洲正子の著書からで、戦後世代は案外そういうケースが多いのはないでしょうか。


            植草甚一は、うわさは聞いていたけれどこっちが感度敏感になる頃には、亡くなられていました。ただ、雑誌「ワンダーランド」は本屋で手にとって見ていたり、「宝島」の過激な路線は若いときに影響を与えられましたね。


            (「宝島」の投稿コーナー「VOW」は、変なネタ満載で、市井のネタを写真付きで投稿するやり方は、現在のTV番組「ナニコレ珍百景」に受け継がれているのではないかな。)


            お二人がしっかりと確信的にお持ちなのが「美学」だと思います。
            それは、過去のどの日本人もお持ちにならなっかった「美学」です。それを生涯貫くことは困難なことですが、理解する知人にも恵まれ、お二人は「美学」を生き切られ一時代を築いた感があります。


            お二人の「美学」は、「美学」ゆえ後世の道標にもなりました。


            千利休はじめ「美学」が道をつくってきた歴史が、この国にはあります。
            これからどんな「美学」が生まれるか否か。それは、楽しみでもありますが、一方平均化してきた現代日本人の現状に鑑みて、一抹の不安も覚えます。

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            おまけ、白洲正子とオノ・ヨーコも似ているところあるなぁ、と思っています。

             

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            2018.11.20 Tuesday

            聖者の行進

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              中米のホンジュラスから米国へ向かって出発した『難民たちのキャラバン』。

              自由を求めての旅のように見えるが、貧困と不安定な治安ゆえそれを逃れるための行動だと理解する。

               

              労働者にストライキ権が認められているように、市民がデモをすることは市民の正当な権利である。

              発言権の弱い市民が、行政に訴える手段としてデモ行進することは、欧米では普通の感覚で、中米でもそうである。

               

              貧しい市民は歩くことでしか自らの意思を表現できないのだ。

               

              中米は米国の裏庭だと称される。米国が資本にものを言わせて中米各国の経済や政治を右往左往させて来た。

              米国は、いかに自国にとって有利か(グローバル会社にとって有利かと同意義)で各国を持て遊んだ歴史がある。

               

              なので、米国は難民を受け入れる義務があろう。(そうは認めないだろうが・・)

               

              米国は中米で農業や産業を育てる手助けを怠ったために不安定な政治が蔓延してしまったのだ。

              挙句の果てに「麻薬の輸出大国」に仕立ててしまう。 悪循環。

               

               

              日本も同じようなもの。長年行って来た発展途上国への”ODA(政府開発援助)”だって

              そのお金は回りに回って日本の企業や政治家に戻っている。

               

              相手を生かすお金の使い方をして来なかった。そうであれば、国と国の間に不平等・不均衡が起る。

              そのアンバランスを埋めるために人が流出し出す。

               

              今さらながら、与党と政府は「人出不足」だと言い「外国人労働者の受け入れ拡大」しようと

              破廉恥な法案をゴリ押しで通そうとする。

               

              そんなことをしていると、いつか難民が海を渡って日本に押し掛けるようになるぞ。

              モーゼのように海を割ってでもやって来るだろう。

               

               

               

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              2018.11.15 Thursday

              『その男』シリーズ

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                その男は、いつも眉間に皺を寄せ、早歩きで店内を歩き回っていた。

                床に落ちた塵を見つけようとしていた訳じゃない。

                店員同士が立ち話をするのを見逃さないためだった。

                 

                お客さんがお店に入って来ても、挨拶はしない。

                それは店員の仕事だから、と思っているからだ。

                自分はこの店の主だから当然だろう。

                 

                そんなお店に首輪をつけた犬が迷い込んで来た。

                お客の連れて来た犬なのか、しっぽを振り振り店内をうろつき始める。

                 

                最近は、自動車の助手席に犬を乗せている人が多くなったものだ。

                助手席に座る定番の人・女房が乗っていないのは、

                夫とともに外出するのを嫌がるためだろう。

                その点、犬は文句を言わない。

                 

                犬は低い什器に展示してるお皿の匂いを嗅ぎ、

                舌を出して空のお皿を舐めだした。

                しかし、店主であるその男はその行動を凝視しながらも身動きもしない。

                 

                ナゼか?

                その男は犬好きだったからだ。

                あろうことか、ポケットから煮干を取り出して皿の上に4・5匹こぼす。

                 

                すべての店員が口をあんぐり開けて動きがストップモーションした。

                 

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                2018.11.12 Monday

                1≠100

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                  人はその事物の道筋に”一理”があると「なるほど」と信じる傾向がある。

                  しかし、"一理”があっても”九九里”ダメならその道筋は地獄への道なのだ。

                  "百理”あってこそ”真理”と呼べる。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

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                  2018.11.08 Thursday

                  My Wife

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                    新婚ほやほやの若者が、女の配偶者を紹介するとき

                    「嫁です」としたり顔で言うのだ。

                     

                    たしかにあんたの嫁だよな。

                    でもなぁ。「妻です」という方がスマートだぞ。

                     

                    「嫁」とは「女」偏に「家」と書くだろ。

                    それでは「家」に嫁いだ昔のイメージが抜けないよ。

                    あんたのパーソナルな存在だろ。「妻」でしょ。

                     

                    でもね。俺も人に配偶者を紹介するとき「妻です」とは、

                    なんとなく気恥ずかしくそう言えない。(ゴメン)

                     

                    そんなん照れるじゃないか。

                    ましてや「ワイフです」なんて口が裂けても言えない。

                     

                    「つれあいです」も、ちと違う。

                     

                    苦肉の策で(でも心を込めて)こう呼ぶ。

                    「カミさん」です。

                     

                    「カミさん」は、上さんで 神さんで

                    俺より偉い存在なんよ。

                     

                    間違っても「刑事コロンボ」を真似ている訳じゃありませんから、

                    そこのところヨロシク。

                     

                     

                     

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                    2018.11.02 Friday

                    裏出し

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                      日本の大工道具は、自分で仕立てないと使えないようになっている。つまり、プロが使うのを

                      前提にしていると言えよう。特に刃物類、カンナ・のみ・小刀・彫刻刀・けひき などに使われる

                      刃物は刃先をつけないと切れない。いつでも切れるカッターの刃とは違うのだ。

                      刃物は地金と鋼(はがね)でできている。全体を形作っているのは地金でそこに薄く鋼を合わせている。

                      地金は鋼より柔らかいので刃物を研ぐときに容易に削れる。また鋼は硬いがもろいので地金がそれをカバー

                      してるとも言える。さて鋼の精度を出さないと刃物が刃物として役に立たない。

                      そこで鋼部を金盤の上に押し付けて削って平面を出すことになる。金属を金属とで磨くので熱を帯びる。

                      また簡単に削れたりはしない。そこで"金剛砂”と呼ばれる細かい粒子の金属の粉を少量の水で練って

                      潤滑剤としながら、ヤスリのような作用を用いて鋼を研いで行く。熱で水分が飛ぶのでだんだん乾いて来るが、

                      それにしたがい鋼が鏡のように光り出す。金盤が平面ならば鋼もそれを映して平面となる。それが大事。

                      刃物の裏面(それが鋼部)が鏡のようにピカピカ(つまり傷がないということ)で平面であることが、

                      刃物が切れる第一条件なのである。

                       

                       

                       

                       

                       

                       

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